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【3章分セット~リーダーシップを高める】音楽で育てるクリエイティブ・マインド

 

このセットはオンラインプログラム「音楽で育てるクリエイティブ・マインド」全10章のうち、3章分を抜粋した内容になります。特に「リーダーシップを高めたい」場合にお勧めです。

 


●セット内容

・はじめに
・主な楽器と登場作品
・第7章:ルーツに価値を見出す
    ~バルトーク、メンデルスゾーンに学ぶ
・第8章:二つの世界観を超越する~バッハに学ぶ
・第9章:見えない世界を感じとる~様々な作曲家に学ぶ
・解答集
・おわりに

 

 

●お勧めポイント~リーダーシップを高めるとは

 

現代におけるリーダーシップとは何でしょうか?予測不可能なVUCAの時代と言われて久しいですが、先行きの読みにくいこの時代に、未来を切り開いていくために求められている要素を考えてみましょう。

 

バルトークは母国ハンガリー、隣接するスロヴァキアやルーマニア、遠方のトルコやアルジェリアまで足を延ばし、民謡を採集・録音し、さらに研究・編曲などを行いました。村から村へ渡り歩き、農民たちに民謡を歌ってもらい、その場で録音・採譜しました。人の声のわずかなゆらぎ、微細な音程の変化まで細かく聴き取ったわけです。また農村生活のリアリティを汲み取るべく、その土地の慣例や風習などを尊重しました。そうして民謡数千曲分を採集した上、それらを体系的に分類し、歴史的背景を分析したり、民謡の旋律をもとに編曲も行いました。相手を尊重し、どんなわずかな変化や違いも見逃さない姿勢。そして、1音1曲の小さな積み重ね(部分)から、民謡の広がり(全体)を導き出し、それを地理と歴史という大きな軸で捉えるアプローチ(より大きな全体)。小さな部分と大きな全体をとらえる力-これは未来のリーダーシップには欠かせない視点でもあります。

 

バッハは2つの世界を超越した人でした。時代は18世紀。中世・ルネサンスを経て、近代に入っていました(音楽史上ではバロック後期)。それまでの宗教を中心とした世界観から、科学や啓蒙主義が台頭する世界観へと、大きなパラダイムシフトが起きた時代でした。しぜん、旧世界観に属する層と、新世界観へシフトする層に分かれたはず。バッハはその両方の立場を理解し、音楽の中で融合させました。バロック時代を総括するような曲だけでなく、近代的な思想に基づいた曲の中にも、篤い信仰心を感じさせる要素が散りばめられています。なぜそれができたのか?それは、音楽はいかなる思想も超越する、普遍的なものという考えだったから。だからこそ、その音楽は時代をも超越するのでしょう。既存の技法をまとめ、未来のビジョンを具体的に示す姿勢。新旧の世界観を融合させる大局観。バッハのリーダーシップは、時代の転換期にいかんなく発揮されたのでした。

 

世界にはまだ感知・知覚されていないだけで、すでに存在しているものは沢山あります。それがふとした偶然の出来事や、神秘的な体験を通して知覚されることがあります。作曲家たちは鋭く繊細な感性でそうした未来の予兆をとらえていました。芸術家だけでなく、科学者たちも感覚で捉えたものから、仮説と検証を経て新たな発見へ導かれることがありました。それが今、現実として知覚されているわけです。

 

人には本来、無限の可能性があります。米神経科学者ボー・ロット氏は、「可能性の空間を広げることがイノベーションに繋がる」と述べています。「可能性の空間」とはいったん出来上がった思考回路をはずし、今まで触れていなかった領域や視点を持つこと。そのためには、新しい要素を取り入れたり、多様性が必要になります。たとえば初心者と専門家の組み合わせや、他領域の組み合わせは、創造やイノベーションに繋がりやすいとされています。自分が見知っている領域の外に、答えが見いだせることもあります。感覚や思考の新陳代謝を活発にし、より新しい可能性を開いていくことも、未来のリーダーシップのひとつでしょう。

 


●クーポンコードの発行

当セットをご購入頂きますとクーポンコードが発行されます。全10章をまとめてご購入される場合、このコードを入力して頂くと、セット料金1800円分がお値引きされます。ぜひご利用ください。(*クーポンコードはご購入直後メールにてお送りいたしますが、もしメールが届かない場合はご連絡ください)。

 

●3章分セットは他にもございます(自己肯定感を高める/発想力を高める/リーダーシップを高める/コミュニケーション力をつける、等)。詳しくは商品一覧ページをご覧ください。

【3章分セット~リーダーシップを高める】音楽で育てるクリエイティブ・マインド

¥1,800価格
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