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コスモポリタンが見る世界観


先日、シルク・ド・ソレイユ最新作『トーテム』に行ってきました。究極の身体パフォーマンス、さすがに見応え十分でした!単なる曲芸の羅列ではなく、「進化」をテーマに一つ一つにストーリーがあり、原始世界と近未来世界が融合したような演出の中で、身体のあらゆる動きが生み出されていた感じですね。空中ブランコ上での男女のデュオも凄い。また「民族の多様性」と「調和」もサブテーマで、様々な民族を象徴する衣装や動きも出てきます。2時間たっぷり堪能しました(〜6月26日・台場)

この舞台を見ながらふと、100年前のバレエ『春の祭典』が脳裏に浮かんできました。ジャンルは違いますが、世界観は似ているかもしれません。コスモポリタンな人や集団であるほど、原始世界や土着の民族性、または土・水・火といった自然界のエネルギーに、近未来へのインスピレーションを見出す。ストラヴィンスキーや振付・舞踊家ニジンスキーは、そのエネルギーをそのまま力強くストレートに表現したわけですが、その大胆不敵があらためて想起されました。

ところで、「コスモポリタン」と「民族性」は一見相対するようにも見えますが、先月行われたカナダ出身シャルル・リシャール・アムランさん(2015年ショパン国際コンクール第2位)のリサイタルでも偶然同じようなことを感じました。特にマズルカに。月刊ショパン最新号(7月号)に演奏会評を寄稿しています。ご興味がある方はぜひお手にとって下さいね。

こちらはご参考まで。

アムランさんインタビュー , 3次予選演奏


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