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音楽教育のグローバル化(2013年エリザベート王妃国際コンクールより)


エリザベート王妃国際コンクールは世界三大国際コンクールの一つとされ、そのレベルの高さ、課題の難しさなどには定評があります。(→2010年度ピアノ部門、2012年度ヴァイオリン部門リポート)。

今年は5月にピアノ部門が開催され、セミファイナル(後半3日間・ソロリサイタル40分&モーツァルト協奏曲)を取材してきました。全体の印象と、「音楽教育のグローバル化は、演奏の個性化に繋がるか?」について、こちらにリポートさせて頂きました。優勝はイスラエル出身ボリス・ギルトブルグさん、コンクール最終結果はこちら!

グローバル化によって教育・学習環境の選択肢がぐっと広がったように感じますが、何でも選べる時代だからこそ、むしろその人自身のアイデンティティが浮き彫りになる。選ぶということも、アイデンティティの一つ。だから基本を踏まえた上で、その人にしかない視点や解釈が尊ばれる、そんな傾向が加速しているのではないかと思います。さて、これからどうなるでしょうか?

ちなみにエリザベート王妃国際コンクールの特徴は、ファイナルの新曲課題曲(ピアノとオーケストラのための作品・約10分)を1週間で仕上げること!自分の特徴や資質が全て出る重要な課題なので、自分自身とも真剣に向き合わざるをえません。ファイナリスト12名は、1週間寝食を共にしながらこの課題に取り組む中で、競争相手というより同志になるようですね。(写真:新曲課題曲に取り組むファイナリストたち。中央は作曲家)

#国際コンクール #若い才能

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