- essugano
2012年度エリザベート王妃国際コンクールにて
2012年度エリザベート王妃国際コンクール・ヴァイオリン部門が終了しました。エリザベートは2010年度ピアノ部門以来の取材となりますが、今回もまたセミファイナル(4日目~)とファイナルで数々の見事な演奏を目の当たりにしました。 優勝はロシアのアンドレイ・バラーノフさん。ショスタコーヴィチの協奏曲は名演でした。日本の成田達輝さんも大健闘して第2位入賞!ファイナルではパガニーニ協奏曲第1番で圧巻の演奏をし、聴衆からはごく自然にスタンディング・オベーションが起きました。また作曲部門では日本の酒井健治さんがグランプリを獲得し、受賞作品『ヴァイオリンとオーケストラのための協奏曲』が、ファイナル新曲課題曲として演奏されました。この難曲を12名のファイナリストは8日間で仕上げて本番を迎えたわけです。いつもながらこのコンクールは大変過酷ですが、同時に他にはない音楽的刺激に満ちています。ところで成田さん、酒井さんともに現在パリ在住。お二人ともフランス語を流暢に話し、立ち居振る舞いも堂々としたもの。これから世界を舞台にますます活躍してほしいと願わずにいられません。リポートはこちらへ。その他、審査員オーギュスタン・デュメイ氏、成田達輝さん、堀米ゆず子さんコメント、酒井健治さん、前回優勝者レイ・チェンさん、公式ピアニスト佐藤卓史さん等のインタビューもあります。