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世界に発信していくアジア(FACP)


11月3~5日フィリピンの首都マニラで開催された、FACP(Federation for Asian Cultural Promotion)のカンファレンスに行ってまいりました。アジアの文化を世界に発信することを目的として約30年前に設立された連盟組織で、現在会員500名ほど。今回の参加団体は167名・99事業者で、アジア諸国だけでなく、グルジアや英・米からも参加していました。こちらでリポート掲載中です。vol.2, vol.3日本からはFACP副会長・茂田雅美氏(アスペン代表取締役)、善積俊夫氏(クラシック事業協会常務理事)のプレゼンテーション、そして「アジアの至宝」コーナーでは福田成康氏(ピティナ専務理事)によるスピーチ、若手ピアニスト代表として中村芙悠子さんが演奏を披露しました。美しい音を聴いて途中から会場に入ってきた人もいたようです。東日本大震災でクラシック音楽業界も大きな打撃を受けたながらも、潜在的市場の大きさや次世代才能も育っていることから、復興に向けての力強い姿勢が印象づけられたように思います。フィリピンやインドネシアの代表からは、「あなたの国の対応に我々も学んでいます」と激励の言葉が寄せられました。3日夜にはフィリピンを代表する音楽・芸能団体による披露公演がありました。個人的には、大変迫力ある創作民族舞踊が印象に残りました。

4日夜には台北シンフォニー・オーケストラ(ユベール・スダーン指揮)のコンサートが行われ、前半はラウル・スニコ氏(ピアニスト、フィリピン文化センター館長)によるガーシュインのピアノ協奏曲第1番、後半はレイ・チェン氏をソリストに迎えてのブルッフのヴァイオリン協奏曲が演奏されました。スニコ氏のご専門は数学・統計学ですが、ジュリアード音楽院で研鑽を積み、国際コンクール入賞歴もある方。気品のあるガーシュインでした。そしてレイ・チェン(Ray Chen)は台湾で生まれ、オーストリアで育ち、米カーティス音楽院で学び、エリザベート王妃国際コンクールで優勝したコスモポリタン。音の鳴りが豊かで、抜群のリズム感を持っています。エリザベート出場時には、Airturnという自動譜めくり装置を使ったとか、セミファイナルの新曲作曲家にすぐ電話して作品解釈について質問したとか、新しい表現法に物怖じしない方で、頼もしいですね!

#音楽教育業界リサーチ #音楽教育

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