• essugano

楽譜という一次情報をいかに読み込むか


今見学しているムジカ・ムンディ研修会&音楽祭では、 国籍や教育・文化背景の全く異なる生徒が集まり、いきなり室内楽数曲を1週間で仕上げるというハードなプログラムが組まれています。レパートリーには現代曲も多く、中には音源が全く存在しない現代曲もあり、頼るものは「楽譜」という一次情報しかありません。(もちろん各レッスンに先生方がいらっしゃいます)※写真はこちらへ楽譜を深く読み込むほど、自分の意見が出てきます。講師の一人、ダネル・カルテット第1ヴァイオリンのマーク・ダネル氏は、「室内楽だからといって皆が同じである必要はありません。全員が違っていていいんですよ。違うからこそ議論や対話が生まれ、お互いの意見を共有できるのですから」と語っていました。たしかに各楽器に個性や主張があり、それが対話のようにお互いを刺激し合うと、ダイナミズムが生まれて面白い演奏になります。室内楽こそ「個」をしっかり持つことが大切なのですね。 楽譜の読み込み、つまりアナリーゼはこれからもっと追究されていくと思います。ピティナ会報Our Music最新号(7月末)では「導入期から始めるアナリーゼ」の特集をさせて頂きました。日本国内で活躍する先生方のインタビューやレッスン紹介、パリ音楽院のアナリーゼクラスリポート、その他現場の色々なアイディアをご参考頂ければと思います。「100分間で1曲をアナリーゼする」実況リポートもあります!

#フェスティバル #音楽教育

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